骨や筋肉だけでは不十分

整体というのは、筋肉や、その働きや繋がりといった専門知識だけではなく、実は、哲学や物事の本質といったものを取り入れながら、多くの施術が生まれていると言えるのではないでしょうか。整体師それぞれも、さまざまな経験を通し、その人独自の理論や治療法というものを確立していっているのではないでしょうか。このことから、患者さんの症状が改善しているかどうかという「結果」が全てであるとも言えるでしょう。理論や知識があっても、それが実際に効果を発揮しなければ何にもなりません。患者さんの数だけ治療があるという考え方は、案外間違っていないと言えるでしょう。患者さんの回復というのも、個々に差があると言え、同じような症状だからといって同じような治療をしても、その症状が引き起こされた原因や、患者さん独自のさまざまな要因によって、同じ結果が得られるとは言えないでしょう。それは、それぞれの治療院で、それぞれの患者さんに合うよう、筋肉の動き方や神経の働き、それにより刺激を受けた際に出る体の反応といったもをトータルバランスで捉え、研究することによって独自の治療法を確立していくという現実があるからではないでしょうか。整体だからといって、痛みの原因を、骨盤や頭蓋、背骨といった、各部の骨の歪みや、筋肉の働き、また、神経系の問題としてしまうだけでは、十分な治療は望めないと言えるでしょう。こういった場合の治療法というのもしっかりと考え、実践していける整体こそ、まさしく「整体」と呼べる治療院なのではないでしょうか。身体は、骨や筋肉だけで構成されているわけでなく、神経や脳、皮膚といったもののすべてに意味があると言えるでしょう。そのすべてに役割があり、性質があると言えるでしょう。整体とは、そういった各部の役割を生かしながら身体の働きを十分に引き出すための手助けとなるものであると言えるのではないでしょうか。

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